血便が見られる病気には、痔以外に大腸ポリープ、大腸がん、大腸憩室症、虚血性大腸炎などがあります。
特に大腸がんは、大腸粘膜そのものが脆くなって出血したりすることから、早期のがんでも出血を起こすことがあります。大腸がんは早期に発見できれば、早くから治療を始めていくことができるがんでもあります。
痔は、大きく「痔核(いぼ痔)」、「裂肛(きれ痔)」、「 痔瘻じろう(あな痔)」の3種類に分けられ中でも、あな痔は手術が必要になります。痔は初期段階ではあまり痛みは感じられませんが、そのままにしておくと症状が悪化し、手術をせざるをえなくなりますので、痔は早期発見、早期治療が大切です。
大腸にできる「いぼ」の様な隆起性の病変を大腸ポリープといいます。一般的に、腫瘍性ポリープ(腺腫)が数年間をかけて徐々に大きくなり、大腸がんに移行していくタイプが、大腸がんの9割を占めるといわれています。
潰瘍性大腸炎は、病状が悪い時期(再燃)と病状が落ち着いている時期(寛解)を繰り返すことが特徴です。
主にみられる症状としては、下痢、腹痛、血便が挙げられます。これらの症状は、どこでどのような強さの炎症が起こっているかによって現れ方が異なります。
国内の患者数は推計22万人とも言われ、安倍元総理大臣や、滋賀県出身の陸上選手、桐生祥秀さんもこの病気に悩まされたことを明らかにしています。
大腸がんは、早期の段階ではほとんど自覚症状がありません。ある程度進行してから、血便、便秘と下痢の繰り返し、便が細い、残便感、腹部の張り、腹痛などの症状が現れます。
症状に気づいたとき、すぐに当院にご相談ください。また、大腸がん検診(費用:400円)は40歳以上の方を対象に、当院でも受診が可能です。
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