夜間頻尿は若い方では10~30%、高齢になると40~80%が経験されると言われています、年齢とともに排尿回数が増えることが報告されています。また若い人では女性に、高齢者では男性に多い傾向があります。
高血糖状態になると、血液中の余分な糖を尿中に排泄するようになるため、尿量が増えます。 そのため、脱水傾向になり、のどが渇きます。 のどが渇く(口渇)ため、短時間に水分を摂取するようになり、トイレに行く頻度が増えます。 「口喝・多飲・多尿」です。
「過活動膀胱」とは、膀胱の尿を溜める機能が正常に働かなくなる病気で、膀胱につながる神経の異常や前立腺の病気などが原因です。頻繁にトイレに行きたくなったり、急な尿意などが主な症状で、排尿のトレーニング・薬で治療を行います。
前立腺肥大症など下部尿路の通過障害があると、排尿後の残尿が増加し、排尿回数が増加します。また、頻尿治療薬(抗コリン薬)の内服や加齢により膀胱筋肉の収縮力の低下が起こると排尿後の残尿が増えます。残尿量のチェックはエコー検査で行なうことができます。
睡眠時無呼吸が原因で夜間の排尿が増えることがあります。無呼吸による酸素不足が、腎臓に尿を作るよう促すホルモンの分泌を引き起こします。
睡眠時無呼吸症候群は、高血圧症や糖尿病を合併する率が高く、生活習慣病を合併しやすいので注意が必要です。
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