超音波診断(エコー)

超音波診断(エコー)

超音波(エコー)検査とは

超音波検査は、人の耳では聞くことのできない高い周波数の音波(超音波)を利用して行う検査です。特に準備も必要なく、短時間で手軽に受けることができます。
超音波検査では、肝臓や胆のう、膵臓、腎臓、膀胱、卵巣、子宮、前立腺などの腹部にある臓器や、甲状腺や乳腺などさまざまな臓器にできた癌の発見が可能です。

腹部超音波検査でわかる疾患

癌は早期発見が大切です

現在、がんの5 年生存率は6 割近くですが、早期発見できれば、ほぼ9割が完治します。 早期発見のためには検診を受けるしかありません。 しかしながら、欧米のがん検診受診率が70%以上あるのに対し、日本国内におけるがん検診受診率は20%〜30%ととても受診率が低いのが現状です。

癌の初期症状と前兆とは?

膵臓(すいぞう)がん

膵臓がんのほとんどは「腺がん」という組織型のがんです。膵臓は「沈黙の臓器」とも言われ、膵臓がんの早期の発見は簡単ではありません。

膵臓がんの初期症状

背中や腰の痛み / 腹痛 / 食欲がなくなる / お腹の張り / 黄疸 その他、急に糖尿病が発症・悪化する場合も膵臓がんである可能性があると言われています。

肝臓がん

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、初期には自覚症状はほとんどありません。がんが進行するにつれて以下に挙げる症状が出てくることが知られています。

肝臓がんの初期症状

腹痛 / 腹部のしこり / お腹の張りや圧迫感 / むくみ / 全身のかゆみ / 皮膚や目が黄色くなる / お腹に水がたまりやすくなる / 出血しやすくなる
肝臓がんの痛みは、主に右上腹部に現れることが多いです。 この痛みは、肝臓がんの大きさや位置、周囲の組織への影響によって異なる場合があります。

胆嚢(たんのう)がん

胆のう、または胆のう管にできた悪性腫瘍のことを胆のうがんと呼びます。胆のうがんの初期では無症状であることが多く、腹部超音波検査で発見されることがあります。

胆のうがんの初期症状

皮膚や目が黄色くなる / 嘔吐 / 腹痛 / 白い便 / 全身のかゆみ / 発熱
食後に起こる右側上部の肋骨辺りやみぞおちの痛みが特徴的な症状で、炎症が強くなるにつれて右肩や背中に痛みが広がったりとひどくなり、そのうちに大きく息を吸っただけで激痛が走るようになります。

腎臓がん

腎臓の病気は自覚症状が現れにくいことが多いのですが、「むくみ」「血尿」などは比較的気づきやすい症状になります。

腎臓がんの初期症状

血尿 / 背中や腰の痛み / 腹部のしこり(腹部腫瘤) / 足のむくみ
腎臓病の初期症状としては、足・手・顔などがパンパンに腫れてしまう「むくみ(浮腫)」があげられます。

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